防炎の取り組み

タナカシンソーの防炎の取り組み

普通の寝具ではなく、安全を追求した防炎寝具を販売することが当社の創業目的でした。ホテル、旅館、官公庁、船、様々な場所で当社の防炎寝具が役立っています。

公益財団法人日本防炎協会と協力し、業務用だけではなく個人向けの防炎製品を企画・開発しております。近年、着衣着火での事故の増加を受け、消防関係との提携、カタログ、インターネットでの販売促進に努めております。

防炎製品について

防炎とは

繊維などの、燃えにくい性質を改良し、小さな火源(マッチやライターなど)に接しても、炎が当たった部分が焦げるだけで容易に着火しない、「燃えにくい」性質かつ、消防法により定められた性能試験の基準をクリアしたものを防炎性能といいます。
※同義で「難燃」という言葉もあるが、こちらは日本工業規格などによる試験方法で計測し評価したものなどがある。

防炎物品

防炎物品ラベル

消防法により定められた防炎性能基準の条件を満たし、特定の施設に義務付けられている防炎対象物品。

対象 カーテン、布製ブラインド、じゅうたん、展示用合板、暗幕・どん帳、工事用シート など
使用義務施設 劇場、映画館、公会堂、飲食店、ダンスホール、病院、介護施設 など

防炎製品

防炎製品ラベル

消防法により定められた防炎対象物品以外の寝具・衣類などで火災予防に有効でその使用を推奨する製品。

対象 寝具、衣類、テント、シート類、非常持出袋、防災頭巾、のれん、広告幕、自動車のボディーカバー、防火服 など

防炎製品について

住宅火災の9割近くが、寝室及び台所からの発火となります。布団・座布団などの寝具や衣類が火元となることが圧倒的に多く、出火原因としてはたばこ、ライター、ストーブ、コンロなど様々です。近年、高齢化社会を迎え、高齢者の火災死亡事故が増えてきています。普段は安全な住宅でも、一度火がつくと凶器と成り住民に襲い掛かります。

燃焼比較実験

防炎割烹着:同時着火1分後

パジャマ、割烹着の防炎製品と普通品を燃費比較(火元:大型ガスライター)した写真です。

防炎ふとん:同時着火1時間後

火のついたタバコを2種類の寝具の枕もとに置いた燃焼比較です。

防炎製品で対策を

高齢化社会が進む中、住宅火災における高齢者の死者が増え続けており、防炎製品の普及拡販が急務となっております。

寝具

住宅火災における着火物において寝具が最も多く、その出火原因としてたばこが多数を占めます。実際、防炎性能試験もたばこを想定して試験していることから、寝たばこが大きな原因になっています。

当社に寄せられる問い合わせなどでもタバコでボヤを起こし、防炎製品を求める方が多くいらっしゃいます。特に、タバコをやめれない高齢者にたいして、周囲の方が火災予防の一環としてご検討されることが有ります。

衣類

衣類などは、着衣着火防止に役立ちます。通常の化学繊維ないし天然繊維でできた衣類ですと、ストーブやコンロの火が袖口に触れるとすぐに出火し、またたく間にそでから胴体部分に火が移ります。すぐに、消火してもひどい火傷を負う危険があります。

防炎製品であれば、燃えにくく袖口が焦げることがありますが、一気に燃え広がることがありません。
また、高齢者の場合ですとコンロの火の先端、特に青い炎などが見えなくなっていきます。料理などでも昔と同じ手の高さでやっているつもりでも、手元がさがってきている場合もあり、火災予防として防炎製品を着衣することをおすすめします。

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